ワーキングメモリを活用して作業を効率よくこなす
作業を効率よくこなすには、その行なっている作業に集中する必要があります。
当たり前のことを言っているように聞こえますが、多くの人が集中できていなくて悩んでいます。
ではなぜ集中できないのか?
それは脳の「ワーキングメモリ」という機能をうまく活用できていないからです。
ワーキングメモリは私たちの集中力に直結しています。
ワーキングメモリが働かない原因
ワーキングメモリについては、下記の記事を参照きてください。
とにかく私たちが何かを行うときには、このワーキングメモリをうまく活用すれば、集中して作業することができます。
ではなぜワーキングメモリがうまく働かなくなるのか?
その理由は、私たちが1つのタスクに集中していないからです。
作業効率を最大限まで高めるには、ワーキングメモリをその作業に集中させることが必要です。
ですが、私たちは目の前の作業に集中しようとしても、なんらかの原因によって、ワーキングメモリの力が複数のことに分散してしまいます。
そしてそれは、私たちが無意識のうちに起こってしまうときが非常に多いです。
なので、その分散してしまう原因をなるべく排除する必要があります。
例えば、ラジオや音楽を聴きながら作業をすること。
これは私たちが当たり前にやっていることかもしれませんが、実は、聴くことで作業効率がガクッとさがってしまいます。
なぜなら、1度に2つのことを同時に処理することは脳はできないからです。
作業しながら音楽を聴くこと。私たちは脳がこれらを同時に行なっているように見えて、タスクを切り替えて処理しています。
つまり、同時に作業をこなしているようにみえて、作業することと聴くことの処理をするスイッチを切り替えているだけなのです。
これによって作業効率が下がってしまうのですね。
また、タスクを切り替えることでもワーキングメモリが消耗してしまうようです。
つまり、音楽を聴くことから作業することに切り替えるとき、ワーキングメモリに負荷がかかってしまうようです。
カフェで音楽を聴きたりスマホをいじったりしながら作業をする光景が見受けられますが、これではワーキングメモリが疲れ果ててしまいます。
なので、目の前の作業のみに集中し、ワーキングメモリを最大限に活用できるような環境にするよう意識しましょう。